注染(ちゅうせん)とは、特殊な糊で防染し重ね上げた生地の上から染料注ぎ、模様部分を染め上げる伝統的な型染めの一種です。伝統的な技術に基いて、手ぬぐい、浴衣、ふきん等が生産されています。
明治初期、手拭いが生活雑貨の定番となり、「注染」という染め技法ができました。後に手ぬぐいがファッションの一部とされたように、多色染めで個性的な柄が増え、注染は従来の浸染(しみぞめ)から「そそぎ染」へと大きな変化を生みました。さらに発展を繰り返し、より効率の良い機械がうまれ、手拭全面(約90cm)にわたる大柄が簡単に染められる様になり生産効率も大幅に向上。現代でも働き続ける注染の工場ができました。
注染の魅力とは…?
全て職人の手作業だからこそ生まれる繊細なぼかしやにじみ。絶妙なタッチや立体感をぜひお楽しみください。